伝統行事 佐本川柱松

佐本川柱松平成21年の動画 WMVファイル(3MB)

柱松は、無病息災を願う伝統行事で、言い伝えによるとむかし天明7年、8年(1787年、88年)に夏になると悪病が流行して村内の人が多く亡くなり、当時「盆に高火をかかげますから疫病がはやりませんように」と願かけをしたことがはじまりです。そしてその後も続けられてきたと伝えられています。場所は、明治時代からは野添前の川原で行われていました。むかしは打上げ花火もあり、村の人々がこぞって見物に集まり、なかなかの賑わいであったそうです。

昼間、高さおよそ20メートルの細長い丸太の先にわらで作った巣をくくりつけて立てておき、暗くなってから、子どもや若者が松明(たいまつ)を投げて火をつけます。

そう簡単には火はつかず、次々と放り投げられる松明の火は夜空をこがし壮観です。

柱松は、昭和30年代から約20年間途絶えましたが、昭和58年に佐本親子クラブが復活させ、その後「佐本川柱松保存会」が中心となって開催していましたが、平成23年度に「佐本川柱松保存会」が解散し、終了となりました。

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