長井坂にまつわる古歌

長井坂を詠んだ古歌が、土地の旧家に伝えられています。

深山世に古道をふみたがえ まよひつたよう身をいかにせん 源 俊頼

和深山岩間に根ざすそなれ松 わりなくてのみ老やはてなし 藤原清輔

身のうさを思う涙は和深山 なげきにかかる時雨なりけり 西行法師

長井坂から見た和深川集落
長井坂から見た和深川集落

源 俊頼

1055~1128年。平安後期院政時代の代表的歌人。
白河院が12回熊野詣りをしているので、恐らく俊頼も同行したと思われる。

藤原清輔

1104~1177年。
朝廷の信任を得て多くの歌集・歌学集を執筆するなど、平安後期の代表的歌人。

西行法師

1117~1190年。平安末期の歌人。
もとは武士であったが無常を感じて出家し、全国を行脚しながら和歌を作った。

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